【経営戦略】正しい伝統の守り方

伝統を守る煎餅屋さん

随分前ですが、煎餅などの焼き菓子を製造・販売している老舗の和菓子さんに事業相談に伺いました。

伝統の製法で、1枚1枚、丁寧に手焼きした、昔から変わらない風味

というのが売りです。

実際、店先で煎餅を焼いている姿に足を止めて買っていくお客さんもいます。

でもそれって、大抵、煎餅を焼く姿が珍しいから買ってくれてるわけです。

じゃあ、「伝統を守る」ってどういう意味があるのでしょうか。

誰もおやつに煎餅を食べない

たまたま常連のおばあさんに話しを伺えました。

おやつに買うけど、食べているのは私だけ。

ということは、おやつとしての価値が減ったということですかね。

顧客にとっての価値を守りましょう

今後の取り組みとして、おやつとしての価値を高める、というのはありそうです。

顧客は変わり続けます。

そりゃあ、100年も煎餅屋さんをやっていれば、昔の顧客とはまるで違うでしょう。

だから、変わらない価値を提供するには、こっちが変わる必要があるのですよ。

意外に、醤油煎餅とアイスクリームの相性がよくて、その時は製品化とマーケティングを提案しました。

アイスクリームの季節が近づき、ふと思い出してみたり。

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